2017.09.29
カテゴリ:ブログ
血液循環を阻害する靴
血液の流れを活発にするには、足の裏がその機能を十分に発揮しなければなりません。
足先が締め付けられている靴を履いていると、足の毛細血管の血液の流れが止められてしまいます。
底の平らな靴を履いていると後ろに2、前に1の割合で体重がかかっています。
ところがハイヒールを履くと割合が逆になり前が2、後ろが1の重さにとなります。
その結果猫背にしないとバランスが崩れるので前かがみの姿勢で歩くことになり、いろいろな弊害があらわれてきます。
常に膝が曲がっている状態なので股関節に力が加わり、それを腰が補うので多大な負担がかかり、腰を痛めてしまいます。
足の親指が小指の側に曲がってしまう外反母趾も大半はハイヒールのせいです。
ひどくなると骨が変形し神経を圧迫するので常に痛くなります。
靴を選ぶときは足を締め付けず、指先の一本一本が伸ばせ、動かせることが大事です。
足のサイズを合わせるだけではなく、幅、つま先、足の甲、土ふまず、かかとの各部分を入念に確認してください。
日本には「わらじ」という素晴らしい履物がありました。足底に地面の知覚を感じられ、わらの感触が直接の刺激を和らげてくれる。
足首もつま先も自由に動かせる理想的なシューズです。
靴で痛めつけられた血流を改善するには、足裏マッサージが欠かせません。
足裏マッサージは足裏だけとか、局部的にもんで流せばよいというものではありません。
必ず膝上までもんで流し、腎臓から膀胱へと老廃物を排泄しなければ意味がありません。